築35年の住宅ですが、まるごとリフォーム出来ますか？
築35年以上経過した住宅は、いちばん新しいものでも昭和５５年築ですから、基礎に不安があります。
札幌圏の土地の半分以上は、杭工事などの地盤の補強工事が必要な地域です。
地盤の強度に問題が無く、基礎は鉄筋コンクリートで造られている場合には、木造部分を耐震補強しながら、丸ごとリフォームすることは可能ですが、基礎や地盤に問題が残ったままで丸ごとリフォームをすることはやめた方がよいでしょう。
基礎を補強することは可能ですが、費用的な面を考えると建替えた方がよいといった結論になりそうです。
歴史的な建造物であるとか、どうしても解体することは出来ない場合には、基礎の補強や地盤の補強方法もあります。
ただし費用は本当に高いものになります。
丸ごとリフォームを行う時には、ぜひ考えてほしいことがあります。
- リフォーム後の耐用年数の目標（あと何年もたせるか）
- その間のメンテナンス計画と費用の予測
- リフォームの目的とコスト配分
単に『建替えよりは安いから』という考え方では、将来的に『やっぱり建替えすると良かった』・・・こんな結果になってしまうこともあります。
また、目標耐用年数によっては、構造部分のリフォーム方法にも工夫が必要となります。
設計をする建築士さんとしっかり打合せをするようにして下さい。
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