雨漏れがするので屋根を点検してもらうと、大丈夫と言われます

天井面や壁面に雨漏れのような跡があり、心配になって屋根を点検してもらうと『なんでもありません!』・・・こんな体験はありませんか?

雨漏れのような現象ですが・・・雨漏れではない! ということが意外にあります。
原因は吹き込みによって軒天井から雨や雪が天井裏に入り込み、天井や壁に流れ落ちてくるものです。

雨漏れではないので、屋根の修理をしても直りません。
また、雪国特有の現象としてはすが漏れというのもあります。この現象は、軒先や無落雪屋根の雨樋(スノーレーン)部分にある軒先にあたるところに氷ができてダムのように水を溜めてしまうことが原因です。

屋根は何枚もの板金がハゼによってつなぎ合わさっています。ハゼの部分には止水処理を行っているのですが、施工不良や劣化によって水が侵入しやすくなっていることがあります。

すが漏れは、板金の葺き替えや重ね葺きをすると直りますが、最初にお話しした吹き込みは直すのがたいへん難しいものです。

木造住宅は小屋裏の換気を行う必要がありますので、軒天や外壁上部に必ず小屋裏換気口を設置します。
換気口をふさいでしまうと吹き込みはなくなりますが、そんなことはできません。そこで、吹き込み防止に有効な屋根形状があるのですが、あまり知られてはいません。
リフォームで屋根形状を変えることは、大変費用がかかりますが、新築時には是非検討してほしい方法です。

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外壁や屋根などの外部リフォームとメンテナンスについての質問と回答

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