あるハウスメーカーで建てて3年たちます、床の傾きや基礎のひび割れが起きています

床の傾きがある場合には、10年保証の対象になると考えられます。
まず、傾きの度合いを調べる必要があるのですが、建てたハウスメーカーに連絡をして調べてもらいます。
自分で調べる簡単な方法もあります。⇒ 家の傾きを調べる方法

家が傾く原因として考えられることは

  • 設計が適切ではなく部材に大きな応力が生じていた
  • 使用している材料の性質によってゆがみやたわみが生じた
  • 施工精度や構造部材の接合が雑であった
  • 地盤が軟弱なため不同沈下がおきたなど、外的な要因によって
以上のような要因のひとつが原因であったり、いくつかが複合しておきていることもあります。

対策としては充分な調査を行い、原因を確定しなければいけません。また、傾きの度合いによって瑕疵があるかどうかの判断も行います。

  • 傾きが 3/1000未満であれば、瑕疵の可能性は少ない
  • 傾きが 3/1000以上6/1000未満であれば、瑕疵の可能性がある
  • 傾きが 6/1000以上であれば、瑕疵の可能性が高い
以上が、国土交通省の告示で定めている『瑕疵の可能性の有無に関する勾配の目安』です。

傾き(勾配)が 6/1000未満の場合には、ハウスメーカーはほとんど『様子をみましょう』という対応をします。定期的な検査によって、傾きが進んでいるか落ち着いているかを確認し、傾きが進行しない場合にはそのままとなってしまうことが多いようです。

6/1000以上になると、何らかの補修工事を行う必要がでてきます。

建築紛争になりやすい家の傾き

家の傾きを補修するには、かなりの費用がかかります。工事を行ったハウスメーカーや工務店としても、簡単に『ハイ、直します』と返事ができるものではありません。
調査や交渉にすごく時間がかかることもあり、なかなか決着がつかないと訴訟にまで発展する例もあります。

家の傾きが心配でどうしたらいいか困ったら・・・相談をお受けしてます!

関連情報
不同沈下によって傾いた家の補修工事はこちら

スポンサードリンク

リフォーム・メンテナンス全般についての質問と回答

このページの先頭へ