古い柱に継ぎ足して2階柱を取付していた

この事例はリフォーム前の相談ではなく、工事途中の相談事例です。
施主のUさんから依頼があり現場を見に行きました。

三角屋根の小屋裏部分をフラットルーフに改築して、2階を増築しているのですが、以前の桁の上に柱を継ぎ足す方法で行っています。
グレーの部分は古いモルタル壁ですが、その上に継ぎ足しでOSB合板を張っています。

分かりずらいかもしれませんので、下の写真だとよくわかります。
何故か?部屋の真ん中に柱が残されていました。
とても住宅の工事とは思えません。まるで積木遊びでもしているような状態です。


Uさんは、大工さんに「こんな方法はおかしいのでは?」と聞いたそうですが、「最初に言ってくれないと困る」と答えたそうです。
困るもなにも、こんな方法自体があり得ない方法で、唖然とするしかありませんでした。


今後の対応としてUさんにアドバイスしたことは
  • 請負者に対し改善要求をして、回答がでるまで工事を中断させる
  • 要求に応じない場合には、契約解除の訴訟準備をする
  • 要求に応じて工事を継続させる意思がある場合には、第3者監理を認めさせる
以上を伝え、請負者と交渉を行うようにしてもらいました。

訪問販売のリフォーム業者を信用してはいけない

現場は屋根工事も終わり、外壁工事が半分までは終わっています。しかし、2階柱をまともな状態にするには、増築した部分をすべて解体しないといけません。

工事費もかかりますし、工期も延びてしまいます。かといって、このまま工事を継続しては大変危険な住宅になってしまいます。

訪問販売のリフォーム業者を信用したのがイケナイと言ってもあとのまつりです。
リフォーム工事の契約前には相談して下さい!

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