スノーダクト屋根、年に一回は点検を
北海道ではよく見られる無落雪屋根、スノーダクト屋根とも言ったりしますが、この屋根の形式の住宅には点検用のタラップがついています。
何のために付いているかというと点検の為なのですが、では何を点検するのでしょう?
スノーダクト屋根から すが漏れする原因
スノーダクト屋根はすが漏れをおこす可能性があります。その原因は、屋根面に雨水や雪融け水がたまり、板金のハゼ部分から水が屋根板金の裏側に廻ってしまうからなのですが、屋根面に雨水や雪融け水がたまる原因には、谷樋(スノーレーン)との取り合い部に氷堤(氷のかたまり)が出来てしまうことがあります。
氷堤は、氷の堤防と書きますが、氷で水をせき止めてしまう状態からこのような言われます。
降雪量や気温の変化などによって、出来やすい年もあれば出来にくい年もあります。
この現象は、自然現象のようなものですから、点検したからといって防げるものではありません。
防ぐことのできる すが漏れの原因
では、すが漏れを防ぐために行う点検とは・・・・・次のようなことが起きないように屋根に上って見るだけです。- 野球のボールが排水口に載り、水を堰き止めていた
- コンビニのレジ袋が、排水口を塞ぐように載かっていた
- 落ち葉が排水口を塞いでいた
- 木で作ったスノコが腐って、排水口を塞いでいた
落ち葉がつまるというのはよく聞く話ですが、野球のボールやレジ袋には、ビックリしたものです。
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